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greenlight そろそろblog です

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6月20日

6月20日
ここの工房、僕の前に借りていた方の命日でした。
その方も、木工家具を作っていました。
病気で仕事ができなくなり、機械、工房を使ってくれる人を探していて、
たまたま僕の所に話がきました。
その時、工房の場所を探していた僕は、早速、その方と連絡をとり、伺う日を決めました。
伺った日、工房には別の方が僕の事を待っててくれていて、
たった今亡くなられた、と聞きました。

3日前に一度だけ、電話で話をしただけ。
お会いした事はありませんでした。
あれから、9年が経ち、
翌年から、僕がここの工房で木工を始めて、今も続けられています。

人と人の繋がりがあったからこそ、この場所で制作をし、続ける事ができている。
毎年、思い、感謝をしています。

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お酒がとても好きだったと聞いています。
作られた食器棚の模型、使われていたイヤーマフが置いてある上の方、スピーカーの脇に、
毎年この日に、お酒をおきます。

飲みましょう。
# by greenlight4 | 2013-06-21 23:27 | 工房

Wooden Tools for Daily Life

Wooden Tools for Daily Life_e0150087_816436.jpg


Wooden Tools for Daily Life

acht8
埼玉県入間市東町1丁目2−25
2013年 7月6日(土) -7月15日(月/祝)
*7/8(月)のみお休み 
11:00~19:00  *最終日18:00
在店日:7/6 7/13 7/15 


埼玉県入間市、米軍ハウスの住宅街をイノベーションしてできた街。
ジョンソンタウン内にあるacht8さんにて、個展をさせていただきます。
期間中カフェでは僕の木のうつわでお食事もしていただることになりました。
後半の二日間、ワークショップも開催します。


「南京鉋で作るバターナイフ」
7/13(土) 7/15(月/祝) 
受付:11:00~16:00
参加費:1,000円 (材料費 ワンドリンク込)

ご予約制ではございません、受付時間内であればどなたでもご参加いただけます。
作業台の関係でお待ち頂く場合がございます。


宜しくお願いいたします。
# by greenlight4 | 2013-06-18 08:21 | 展示

いまどきの音楽

息子が、友達から借りて来たCDを持って来て、「iPodに入れてくれ」と言ってきた。
「アニメのCDかな?」と思い、特に気にもせず入れてやった。
息子のiPodだが、教育もかねて、僕の人生の中のRockベスト(半分以上)を入れてある。
(なんの教育?笑)
しかし、このままでは親父の単なるエゴ教育になりがちなので、学校、友達同士ではやっている最近のものも、一緒に入っている。(やさしい)
まだ分からないものも多いが、意外にツボにハマるものもあるようで、ビートルズは殆ど網羅したようだ。
(しめしめ)

さて、なんのアニメかなと・・・少し聴いてみる。
アニメで使われていそうなJPOPかな?歌も上手くもなく、ヘタでもなく、
まあ、その辺の子が、普通に歌ってそうな曲だった。
「これ、誰の歌?」と聞くと、

「ボーカロイド。」
「ぼーかろいど?」
「知らないのっ?人の声じゃなくて、機械の声だよ。」
「???」

皆が寝てから、ウィキペディアで検索して唖然とした。
機械の声とは、肉声を加工して、ロボット風みたいにするエフェクト加工の事かと、てっきり思っていたが、そうではなく、ヤマハが開発した音声合成技術ソフトで、メロディーと歌詞を入力すると、人の声を元にした歌声を再生されたものだった。

ボーカル+アンドロイド=ボーカロイド・・・ということ。

当然、音痴ではないが、感情など全くなく、ただボー読みの歌声。
これが、いまどきの中学生の間で、はやっているというか、受けいられているというか・・・
全く分からなかった。
機械でここまでできる技術の進歩に、ただ喜んでいることなのか?
ゲームどころか、歌までヴァーチャルになってしまうとは・・・。
怖くなってきた。
考え過ぎでしょうか?

いろいろ便利になっていく世の中。
でもツールを扱うのは、生の人間、それを受け入れるのも人間です。
何処までも作り上げしまうのではなく、何処かしら気持ちで感じられる部分も、残してほしいものです。


昨年行った、フジロック。
懐かしい。
好きなアーティストをお目当てに、、というよりも、その場であちこちから流れてくる、初めて聴いた世界中の音楽に、刺激をうけたりしました。
ROCKはロックだけじゃない、いわばROCKのルーツは全て世界中の音楽の中あります。
知っているアーティストが全然いなくてもいいんです。
小学校までの子供は無料だけど、それ以上は大人料金。
小さい子はたくさんいたけど、中学生はあまりいなかったなぁ。
一番吸収できる時期だからこそ!行ってほしい所だと思います。
中学生未満は無料なんて??無理?やってほしい!


なんだか、自分で書いててうざくなってきた。
息子にこんな事言ったら、確実に嫌われちゃいます。(笑)

いまどきの音楽_e0150087_2316137.jpg

# by greenlight4 | 2013-06-12 23:55

倉敷でのワークショップ

昔の人は畑や山からの自然の恵みをあまさず上手に使い、生活の一部としていたように思います。
衣食住に関する道具や箱、籠・・・または薪や炭などの燃料なども。
でも現代の生活でそれを全て求める事は少し難しいかもしれません。
上手く使う事ができず捨てられてしまうものもあるのかなぁ・・と思います。
「自然の素材で何かを作りたい。」
例えばそう思うと、まずは道具、材料をどこで手に入れようか? 近所のホームセンター?
何でも揃うお店は便利ですね、僕もよく利用します。
しかし、お店でお金を出して買わなくても、素材は身の回りにたくさんあり、
ちょっとだけ視点を変えたら生活の中で使えるものになるかも!
なんて考えるのは楽しいのではないでしょうか?

庭木の枝から小さな匙

「お客さんに、木を持参いただき、即興で何かを作る!」

・・・と言っちゃったものの、かなり無理がある企画?参加してくれる方が現れるかどうか不安でしたが、
その木への思い、素敵なエピソードをお持ちのお二人が、今回参加してくださいました。



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一日目 岡山市から参加していただきましたO様。
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こちらの栗の木。
1年以上前に伐ったもので、隣の亡くなったおばあさんが大切に育てていた木とのことでした。
不思議なことに、おばあさんが亡くなるとほぼ同時に枯れてしまい、木は倒したものの、
捨てるにしのびなくて、「なにか作れないかな・・・」
と既にご自身で、角材に荒取りして、とっておいてあったそうです。

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4センチ角ぐらいの角材ですが、あいにく芯の部分。
一年以上経過していたので、乾燥が進み、多少割れがありました。
割れ、芯の部分はよけないと更に割れてきてしまうので、それをよけると薄い板状のものになります。
ご相談させていただき、バターナイフを作る事にしました。

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写真撮っていただきました。


一緒にこられた、息子さんにも手伝っていただき、



そして完成・・・

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大切な思い出がたくさん詰まった木。
失敗しちゃったらどうしよう・・なんてちょっと不安でしたが、
いままで大事にとっておいてあった木が、こんなふうに形を変えた事にとても喜んでくださりました。
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そして!なんと!
ご自宅で余った材料を使い、お箸を作られたそうです。
(写真はO様のフェイスブックより)
一日、会場でいろんな手仕事に触れられ、「インスパイヤされました!」と書き込み。
「丸一日がかりで、手に豆ができましたが、大切にしたいものがまた一つ増えて嬉しいです!!」
素材、ものづくりの身近さが、今回こんなに広がっていただいた事に、僕もとても嬉しいです!
ありがとうございました!




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そして二日目 
東京から参加していただきましたK様(女性)です。

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ご自宅の梅の木を持って来てくださりました。

>おはようございます。
今朝、木を伐りました。
梅の木です。
ずっといっぱい実をつけていてくれた木ですが、数年前に夫が不用意に枝を伐ってから、どんどん弱って、今年はとうとう新しい芽を出しませんでした。何かの形で残ると嬉しいです

・・・とご連絡いただきました。
フィールドオブクラフト倉敷には、お友達と旅行を兼ねて既に計画されていたようで、
僕の募集の書き込みをみて、直前に申し込みしていただきました。
「明日、木を伐ります!」
と旅行直前にバタバタさせてしまい、おつかれ様でした。
そして、会場で見せていただいた梅の木、今年は新芽が出ていないとの事で、伐ったばっかりにしてはとても固く、水分がないように感じられ、もしかしたらもう枯れてしまっているのかもしれません。

不用意に伐ってしまった旦那さんのメンツにかけても!こちらも失敗は許されません(汗!)

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写真を撮っていただきありがとうございます。

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芯、割れの部分をよけても、大きさがあったので、ティースプーンのようなものにしてみました。

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K様は、一緒にこられたお友達と、最後まで見ていただきました。
美人お二人に、終始とても緊張・・・うっかり怪我しそうになりましたが(笑)
こちらも、いろんなお話をたくさんお聞きしながら、作業を進める事ができ、とても楽しかったです。

ありがとうございました。

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(おまけ)


「家にある木でなんか作ってくんねーかー」
「伐った木をとっといて、なんか作れねーかーと思ってたんだー」

田舎で木工をやってると、近所の方からたまに、こんなこと言われます。
製材され、しっかりと乾燥されている材料を仕入れて、制作する木工しか頭になかった以前の私は、そんな見るからに欠点ばかりの材料で何かを作る(作れる)イメージは全くなく。

「秩父で木工ですか〜、そちらは山が多いので、材料の木が豊富でしょう。木工やるには最適ですね」
・・・なんてお客さんに言われても、
「あ・・いや、材料は北海道やロシア、北アメリカなどから仕入れてます・・・」
「?」(お客さん)

山の多い、木の多い場所に工房があり、一般の方がそんなふうに感じる事は、とても自然な事だと思います。
製材された材料で作るもの、近所から頂いた木で作るもの。
自分のイメージが先にあり、形にする事は、努力、工夫次第でどうにでもなります。
素材、技術にとらわれず、自由に作り続けたい・・・。

今回、倉敷でのワークショップで、木という素材に改めて向き合う事ができ、そう感じる事ができました。

ありがとうございました。
# by greenlight4 | 2013-05-19 18:30 | 速報!

ヒナタノオト工芸帖vol.1

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ヒナタノオト工芸帖 vol.1

ヒナタノオト

2013/5/18 (土) 〜 6/12 (水)
12:00〜19:00(土日 18:00まで) 木曜休み・最終日16:00まで
荒川尚也|a.A.|遠藤マサヒロ|Ohama|kino workshop
菅原博之|鈴木有紀子|studioカラン|高見由香|TETOTE
名古路英介|成瀬彩|舞良雅子|吉田慎司

ずっとずっとご紹介を続けていきたい作品。
それを「ヒナタノオト工芸帖」に綴っていきたいと思います。
どんなところをお薦めしたいの?
そんなところもお伝えしながら。
加えて各作家から、新鮮な意欲作もお出しいただきます。
+αも、お楽しみに!
# by greenlight4 | 2013-05-16 20:11 | 速報!